母が父を選んだから今ここにいられる猫野きなこです。結婚した決め手って夫婦の数だけあると思うのですが、ちょっと気になりますよね。
ある日、母が若い頃の写真を見せてくれました。その頃は痩せていてそこそこ美人だったので、プロポーズしてくれる男性が父の他にもいたそうです。
2人とデートしてみた結果、母が父を結婚相手に選んだ理由が意外すぎたので漫画にしてみました。
プロポーズしてくれた男性は完璧だった
父の他にプロポーズしてくれた男性は池田さん(仮名)という人で、見た目がかっこよく、高身長、高収入で優しい性格でした。婚活女子ならよだれを垂らしながら飛びつく物件だと思います。
池田さんに食事に誘われ、「今日のために予約した」という店についていくと高級なフレンチ料理の店でした。
池田さんとはお互いの趣味の話などを楽しく話したそうですが、緊張して話の内容と料理の味はほとんど覚えてないそうです。
食事が終わると池田さんは母の目を真剣に見つめ、「結婚を前提につきあってほしいから考えてもらえませんか」と交際を申し込んできました。
母は「池田さんに見つめられると胸がドキドキして苦しかった」と胸に手をあてて話してくれました。それはもう完全に恋をしている状態だったんじゃないかと感じました。
父は気さくだが気が利かない男性だった
父とのデートは公園をぶらぶらするというお金のかからないノープランな内容でした。
食事はたまたま目に入ったうどん屋に入ったのですが父は無言で一気に食べ終わってしまい、まだ食事中の母の目の前でタバコを吸い始めました。
母はタバコを吸わないので煙にむせながら早く食べようと頑張っていると、まだ食べているのに「じゃあ行こうか」と店から出ようと促されたため全部食べることができませんでした。
その後も近くをぶらぶらして終了し、帰り際に「またご飯を食べよう」と誘われて父との初デートは終了したそうです。
父は気が利かないタイプなので、婚活女子なら二度目はないと思います。
母が父を結婚相手に選んだたった1つの理由
私は母の話を聞いて父を選んだのが理解できませんでした。池田さんにしておけばもっと幸せな人生だったかもしれないのにと心の底から思いました。
どうして池田さんを選ばなかったのかとたずねると「緊張して疲れてしまった」と答えました。
そして父を結婚相手に選んだのが「全く緊張しなかったから」という理由だったのです。
「もったいない」と言う私に母は「そうやなぁ」と笑顔で答えていましたが、母にとって結婚したい相手の条件は「自分らしくいられること」が一番重要だったのかもしれません。
結婚する決め手は人それぞれ違う
私が夫との結婚を決めた理由は「話し合いで解決しようとしてくれる」ところです。
私は気が強いタイプなので、自分の意見を押し通したり逆ギレして話し合おうとしない人だとこちらにばかりストレスが溜まって長くは付き合えないからです。
父が話し合いができないタイプだったので、母は自分の意見をずっと我慢していました。しかし、「お父さんはそういう人」と母が受け入れることによって2人は上手くいっています。
結婚する決め手は人それぞれ違うので、「自分が一番優先したい条件は何か?」というのを考えて決めておくと結婚相手を選ぶ時に役立ちます。
条件を整理せずに流されるままつきあっていると、結婚までたどり着けずに終わる賞味期限の短い恋愛を繰り返す可能性が高いです。
あまりたくさん条件をつけすぎるのもいけませんが、自分が結婚相手に求めるものを一度整理してみると身近に理想の結婚相手がいるかもしれません。
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