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うつ病で休職中なのに遊ぶのはズルい!同僚の密告で退職した女性

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うつ病で休職中なのに遊ぶのはずるいイラスト

うつ病に対する受け止め方について、病気を患っている人とそうでない人との理解の差は大きいと感じることがある。

私が以前働いていた会社で、うつ病になってしまった田中さん(仮名)という女性がいた。

会社の仕事量は人数に対して非常に多く、チームで仕事を分け合っていたが定時に帰れることはほとんどなかった。

田中さんがうつ病で休職してから残った社員の仕事量はさらに増え、新しく人を雇うこともできない状態にみんなのストレスは増えていった。

そんなある日、田中さんが休職中に遊んでいるSNSを同僚が発見し、みんなの怒りが爆発したのだ。

今回はうつ病で休職中の人が遊ぶことについて、自分の考えをまとめてみる。

うつ病で無断欠勤が続き休職

うつ病になった田中さんは優秀で真面目で人当たりがよく、彼女にしかできない専門の仕事を一人で抱えていた。

ある日田中さんは無断欠勤をするようになり、同僚のお局様が連絡をすると「体調が悪いから休む」と返答をすることが増えていった。

本人には言わないが、電話を切ったあとでお局様は「社会人として休むなら先に連絡しろ」と怒っていた。

そのうち無断欠勤が普通になって電話をしても出なくなり、社長と話し合いをした結果うつ病で1ヶ月休職することになった。

病院で診断された「うつ病」という病名を聞いて、最初はみんな理解を示していたように見えた。

お局様も田中さんに「仕事のことは気にせずにゆっくり休んでね」と優しく声をかけていた。

1ヶ月後に彼女は出勤することになっていたが無断欠勤はまたすぐに始まってしまい、いつ回復するかわからない状態が続いた。

かといって派遣ですぐに代わりが見つかるほど、彼女の仕事は簡単なものではなかった。

新しく人を雇うこともできず、残った社員の仕事量はさらに増えた。先の見えない残業続きの毎日に、みんなの心の余裕はなくなっていった。

うつ病で休職中なのに遊ぶのはズルい?

うつ病で休職中の漫画

仕事の定時は18時だったが、毎日の残業で帰る時間は22時~24時になっていた。

みんな夕飯はパソコンの前で仕事をしながらカップ麺やコンビニで済ませ、「田中さんはいつ回復するんだ」という無言のストレスを抱えていた。

そんなある日、お局様がすごく怒った様子で「ちょっとこれ見て!」と自分のパソコンの前にみんなを呼び寄せていた。

パソコンを覗き込むと田中さんのフェイスブックが開かれていて、そこには楽しそうな笑顔でディズニーランドに行ったりバーベキューを楽しむ彼女の写真がたくさんアップされていた。

休職前までさかのぼって写真を見たお局様や同僚たちは口々に田中さんへの不満を爆発させた。

  • 「こっちはあなたの分まで仕事をしているのにただ遊んでいる」
  • 「すごく楽しそうだし、うつ病とは思えない」
  • 「私たちは遊ぶ時間すらないのにズルい」
  • 「うつ病なんて嘘じゃない?」
  • 「遊ぶために休職しているんじゃない?」

「あなたの分まで働いている」という不満は最終的に「うつ病なんて嘘じゃないか」という疑惑に変わっていった。

彼女がうつ病になった理由

うつ病で休職中に遊ぶイラスト

田中さんのフェイスブックを見て怒りを爆発させたお局様は、休職する前からの写真と文章を全てプリントアウトして社長に見せると言っていた。

体調が悪いと言って休んでいた日に遊んでいた写真もあり、嘘をついていた証拠として全て印刷された。

その時のお局様の顔は仕事をしている時よりも生き生きしていて悪魔のようだった。

そもそも忙しい仕事の時間に田中さんのプライベートを検索し、それを皆に見せて悪口大会を開く。そんな同僚たちの陰湿さが私は嫌いだった。

きっと田中さんもそんな空気を感じ取っていたのだと思う。

休職中だからといって家にこもって膝を抱えていたら同僚たちは満足なのだろうか。

お局様の密告のプレゼンは社長を動かし、田中さんと今後について電話で話し合っていた。

社長は彼女の能力を買っていたので特別に優遇していたのだが、同僚たちの不満はピークに達しており仕事量も限界だった。

結局、田中さんは自主退社という形で会社を退職させられたのだ。

うつ病を理解してもらうのは難しい

今は回復しているが、私もうつ病になったことがある。

体がだるくて思うように動かなくなり、感情の起伏がコントロールできなくなって自分がこの世からいなくなった時のことばかり考えるような状態になった。

そういった経験があるので、田中さんが無断欠勤してしまう心理状態もある程度は理解できた。

しかし、うつ病は当事者やその周りの親族でないと本当の苦しみは理解できない。

田中さんは仕事をしている時だけ体調が悪くなる「新型うつ(非定型うつ病)」だったのだろう。普通の人から見たらただの「わがまま病」と思われやすい病気だ。

うつ病が理解されない背景には、忙しすぎるブラックな仕事量にもあったと思う。

残った社員は休職中の人の分まで仕事量が増え、理解してあげられる心の余裕すら奪われてしまうのだ。

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仕事に復帰するために気をつけるポイント

うつ病の人が休職中に遊ぶのは病気を治すためなので悪くない。

しかし、田中さんがSNSで遊んでいる写真を本名と顔出しでアップするのはよくなかったと思う。

そもそもプライベートで何をしていても勝手なのだが、会社の人にその写真を見られた時に居心地の悪い思いをするのは本人だ。

病気の人の気持ちを考えろという意見もあるが、会社に籍を置いている以上休職中に働いている間フォローしている人の気持ちも同じように配慮するべきではないだろうか。

仕事に復帰する時にお互い気持ちよく働くためには、休職中にプライベートで遊んでいる写真は鍵をかけたアカウントや匿名で公開した方がいいと思う。

これはうつ病を完全に理解されることは難しいため、無用な恨みを買わないためでもある。

悲しいことに世の中には仕事と関係ないプライベートなことをわざわざ検索して怒り出す人がいるからだ。

一部ではうつ病が理解される世の中になってきてはいるが、病気だから他人を全部許すという寛大な人ばかりではないということを理解しておいたほうがいい。

まとめ

仕事でうつ病になる原因には、過剰な仕事量や職場の人間関係に問題がある場合が多い。

今回のケースは会社が人員を増やしてフォローすべきだった所を社員の残業任せにした結果、うつ病の人を思いやる心すら奪ってしまったのも原因の1つではないだろうか。

共有する仕事を休職するのは会社と残った社員のフォローが不可欠なので、気を使いすぎる人によっては復職を目指す判断がうつ病を長引かせてしまう場合もあるだろう。

田中さんが退職後に自分の荷物を取りに来た時、青白い顔で同僚たちに「迷惑かけてごめんなさい」と何度も謝っていたのが印象に残っている。

私もその会社にいたら気持ちが病みそうだったので、田中さんの代わりに人員が増えたタイミングで仕事を辞めた。

その後「違う仕事で元気に働いている田中さんを見た」という噂を同僚から聞いた。

田中さんも私も「自分がやらないと周りに迷惑がかかる」という仕事内容が合っていなかったのかもしれない。

うつ病になる原因が会社の仕事内容だった場合、休職する人も会社に残る人も不幸になる悪循環を産んでしまう。

退職を考えるための休職か、うつ病から回復するための休職かの判断を長引かせるのは、本人だけではなく会社に残って働く人にとってもストレスになる場合があるのだ。

田中さんのように能力のある人なら、そういう会社はさっさと離れて転職してしまうのも選択肢の1つだろう。

本当は会社が人員を増やして休職中の人がいつ出社しても大丈夫なようにするのが理想だ。

しかし、そういうフォローができない会社だからこそ鬱病になったり休職しづらい状況になっているのではないだろうか。

 

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