今まで住んでいた一戸建てを賃貸として貸し始めた猫野きなこです。
私は賃貸営業をしていた経験あり、戸建ての家賃を高く貸せるポイントを知っていました。
その方法を実践した結果、相場よりも1万円~2万円高い家賃で貸すことができています。
今は新築の一戸建てに住んでいて、月末に振り込まれる家賃でローンの毎月の支払いがまかなえている状態です。
今回は戸建て賃貸の家賃を高く貸す方法と、人気の間取りと設備を紹介します。
築浅の戸建て賃貸は家賃を高く貸せる
世の中にはたくさんのアパートやマンションが次々に建築されています。同じ間取りは古くなるほど競合が激しくなって空室のリスクが上がります。
一戸建てが賃貸に貸せるようになるのはローンが終わってからになるので、築30年くらいの古い家が多いです。
夫婦で暮らす家を10年近くで賃貸にする人はあまりいません。そのため、築浅の戸建て賃貸は数が少なく、競合になりにくいのが特徴です。
賃貸に住む人はなるべく新しい物件を探しています。一戸建てに住んでいた転勤族の人は「やっぱり戸建てに住みたい」と考える人が多く、戸建賃貸は意外と需要があるのです。
築浅の戸建て賃貸というだけで競合に勝つことができ、高い家賃で貸すことができます。「今の家を将来賃貸にしたい」と考えているなら、築年数が新しいうちに賃貸に出したほうが高く貸すことができます。
築年数が古くなったら今風にリフォームをすることで他の古い家と差別化ができます。
戸建て賃貸の家賃を高く貸す4つの方法
戸建て賃貸の家賃を高く貸すために、私が行った4つの方法を紹介します。
法人契約の家賃上限を営業に聞く
3月~4月の間は法人契約の転勤族の人が家を探す機会が1番多く、家賃を高く貸すことができます。
転勤族の人の家賃は会社が出してくれる上限いっぱいまで利用することができるのです。これは通常の市場価格よりも家賃を高く貸すことができる大チャンスです。
あらかじめ不動産屋さんに法人契約の家賃上限を聞いておき、その家賃で募集をかけます。
戸建て賃貸は一点物なので高い家賃でも入居が決まりやすいです。
汚れた部分はリフォームをする
私は賃貸に出す前にプロの業者に依頼して汚れた場所のリフォームをしました。
一戸建ての壁紙は範囲が広いので、全て張り替えると金額が高くなってしまいます。
賃貸業者さんとリフォーム業者さんに立ち会ってもらい、現状のままでいい場所とリフォームすべき場所を相談した結果、以下のリフォームを行うことにしました。
- 室内クリーニング
- リビングのクロス張替え
- トイレのクッションフロア張替え
- 洗面所の壁と床の張替え
特にやってよかったのは室内クリーニングです。エアコンの掃除と床のワックスがけ、ベランダの掃除までやってもらえました。
掃除した後は「室内クリーニング・消毒済み」という紙を床に置いてくれてるので、内覧に来た人の印象も違うと思います。
「失敗した」と感じたのはクッションフロアの柄をおまかせにした結果、ちょっとダサい柄になってしまったことです。次回は気をつけたいと思います。
ペットを飼える条件にする
年収の高い人はペットを飼っている場合があり、「ペット可」の一戸建てを探しています。
戸建賃貸で競合した時に「ペット不可」の条件にしているだけで、契約を取り逃す可能性があるのです。
ペットによる室内のリフォーム費用が心配な場合は「ペット承諾金」という条件をつけて一定の金額を敷金・礼金とは別でもらうことも可能です。
ブリーダーやペットの飼育崩壊のようなことにならないように「ブリーダー不可」「1匹まで」「2匹まで」と条件をつけておくことをおすすめします。
草むしりや郵便物の手入れを怠らない
築浅の戸建てでも草がボーボーに生えていたり、郵便物でポストがパンパンになっている状態では印象がよくありません。
もし、私が入居者なら「この家の大家は何かトラブルがあってもすぐに対応してくれなさそう」という印象を持ってしまいます。
「家に愛情を持って手入れをしている」という雰囲気を出すために、こまめに草抜きをしたり郵便物は処分した方がいいです。
空き家になっているとゴミを家の前に捨てられたりする場合もあるので、定期的に家の中と外を見回りするようにしましょう。
戸建て賃貸で人気の間取りと設備
これから将来賃貸にする家を建てたいという人や、古い中古住宅をリフォームして貸したいという人に戸建賃貸で人気の間取りと設備を紹介します。
オール洋室
賃貸に出す間取りに和室が多いと退去のたびに畳の表替えが必要になり、リフォーム代がかかってしまいます。
和室の部屋は全くなくすか、あっても一部屋にしましょう。
「和室がほしい」という人はフローリングの上から置き畳を敷くこともできます。
独立した部屋の間取りにする
独立した間取りとは、全ての部屋が廊下に面しているということです。
独立した間取りを作ることによって、寮やシェアハウスとしても貸すことができます。
昔よくあったような部屋の奥にもう一部屋という間取りはプライバシーの点からあまり好まれません。
広いキッチンとお風呂
賃貸に住む人が戸建てに求めるものは何でしょうか。それは賃貸にはない「広さ」です。
賃貸のキッチンはどうしても狭くなりがちですが、一戸建てなら広いキッチンにすることができます。
キッチンの扉のグレードは低くてもいいので、広いキッチンにすることをおすすめします。
対面キッチンにするとなおよいです。浄水器や食洗機の設備をビルトインでつけると喜ばれます。
お風呂はユニットバスで広いものをつけるようにしましょう。賃貸のような殺風景なものではなく、パネルで華やかな感じにすると印象がいいです。
収納は各部屋にたっぷりと
収納は各部屋にたっぷりと用意しましょう。トイレは1階に1つでいいので、収納を多く作ることをおすすめします。
ウォークインクローゼットがあるとかなり喜ばれます。
モニター付きインターホン
モニター付きインターホンは比較的値段が安いリフォームなので、つけておくことをおすすめします。
最近は物騒なニュースが多いので、音声だけではなく「モニター付き」にすることが重要です。
録画機能がある場合はポップをつけて、内覧時に見てわかるようにアピールするといいですよ。
まとめ
戸建賃貸が少ない理由は、全く知らない他人に今まで住んでいた思い出深い家を貸すことに不安や抵抗を感じる人が多いからかもしれません。
しかし、空き家のまま放っておいても、放火や老朽化が進むリスクがあります。
私は賃貸営業をしていた経験から、どんな家でも家賃と住みたい人の条件が合えば絶対に入居者がつくことを知っていました。
クソボロな借家でも住んでいる人はたくさんいます。戸建賃貸にはアパートやマンションにはない魅力があるのです。
毎月入ってくる家賃は本当にありがたいです。大家業は副業が禁止でも始めやすいビジネスなので、戸建賃貸に興味がある人は地元の賃貸業者に気軽に相談してみてはどうでしょうか。
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