12月にサカイ引越センターで引越した猫野きなこです。
実際にサカイ引越センターを利用してみて不満な点がたくさんあったので、これから利用しようと検討している人に伝えたい悪い口コミを紹介します。
悪い点ばかりではなく、よかった点や料金、安く引越しするための対策をまとめたので、「サカイ引越センターでお得に引越ししたい」という人のお役に立てれば嬉しいです。
- サカイ引越センターに決めた理由は安い料金
- 引越しの荷物の量と条件!時期は12月の繁盛期
- 引越し費用が安くなる4つの条件
- サカイ引越センターのよかった口コミ
- サカイ引越センター5つの悪い口コミ
- サカイ引越センターを利用する対策と注意点
- まとめ
サカイ引越センターに決めた理由は安い料金
サカイ引越センターに決めた理由はライバル会社の『アート引越しセンター』と比較した結果、料金が5万円安かったからです。
12月の平日の引越しで98,280円でした。
引越しの見積もり内容や荷物の量と条件、安くするための方法を紹介します。
サカイ引越センターの見積書の内容
今回引越しをした見積書の内訳をおおまかに表にまとめました。
内訳 | 金額 |
車両運賃 | 57,000円 |
人件費(作業員2人) | 90,000円 |
車両・人件費値引 | -57,000円 |
安心保証パック | 1,000円 |
消費税 | 7,280円 |
値引後合計(税込) | 98,280円 |
12月下旬の引越しが多い時期でしたが、値引きもあって10万円以下で引越しをすることができました。
引越しの荷物の量と条件!時期は12月の繁盛期
私が引越した時の荷物や条件は以下の内容でした。
- 12月中旬の引越し(平日)
- 契約したのは引越しの約1ヶ月前
- 夫婦と子供1人猫1匹の荷物
- 組立と解体が必要な家具はベッドと机合計5台
- 2階建ての一戸建て(3LDK)から新築2階建ての一戸建て(3LDK)への引越し
- 引越し先は市内(車で30分以内)
- 洗濯機の取付は自分でする
引越した時期は12月の年末近くでした。本当はクリスマス前の22日の土曜日を希望していましたが、1ヶ月前ですでに予約がいっぱいで金額も5万円ほど高めでした。
引越しの作業員は若い人が多く、クリスマスやゴールデンウィークなどのイベント時は休暇を取りたい人が増えるため人員の確保が難しいそうです。
運ぶのに解体と組み立てが必要な家具がシングルベッド2台とベビーベッド1台、大きめのパソコンデスク2台の合計5台ありました。
洗濯機の取り付けは有料だったので、自分でつけることにしました。給水にホースを取り付けて排水にホースを突っ込むだけなのでドライバーがあれば自分で簡単に取付できます。
引越し費用が安くなる4つの条件
安くしてもらう条件として、サカイ引越センターの営業の人から4つの提案をされました。
- 見積もり当日に契約する
- 平日に引越しをする
- 朝一番の8時30分からの引越し
- 荷物を2回往復して運ぶ
この4つの提案によって、土日に引越しを希望していた価格よりも57,000円安くなりました。
見積もり当日に契約するとダンボールをその場で置いていけるため、安くできるそうです。(営業トークかもしれませんが)
あと見積もりはLINEで申し込んだのでお米「ひとめぼれ」1kgがもらえました。『LINEから申し込むと20%割引になる』とホームページに書いてありましたが、見積もりのどこに20%割引があったのかよくわかりませんでした。
引越し先が近くの場合は2回に分けて運んだほうが、トラックの大きさや作業員の人数を節約できるので安くできるそうです。
他にサカイ引越センターで契約した理由は、以前単身でアパートの引越しに利用した時も料金が安く、作業員の印象もよかったので安心感がありました。
ダンボールもパンダのイラストがプリントされていてかわいいですよね。
サカイ引越センターのよかった口コミ
サカイ引越センターを今回利用してよかった点は以下の6つです。
- 大手企業で料金が安い
- ハンガーケースの無料リースが便利
- ダンボールの追加にも柔軟に対応してくれる
- 引越し作業が早く終わった
- 家具の解体組み立てもしてくれる
- 引越し後に10分間サービスがある
私が引越しをする上で一番重要視したのは、料金の安さと大手企業という点でした。荷物が多かった割には安く引っ越すことができたので、料金には満足しています。
引越し当日に無料リースされるハンガーケースもかなり便利でした。クローゼットの服を箱詰めする必要がないので、引越し作業時間を大幅に短縮することができます。
ダンボールは新品を50箱まで無料でもらうことができますが全く足りず、前日と当日の2回追加で配達してもらいました。新品は有料ですが、中古のダンボールなら無料だったのでありがたかったです。
結局見積もりしてもらった時の50箱どころか80箱以上に増えましたが、追加料金はありませんでした。
『小型のトラックを作業員2人でピストン輸送する』という条件で安くしてもらいましたが、当日はサカイ引越センター側の段取りの都合で大型トラックと作業員が8人来たので1回の短時間で引越し作業が完了しました。
2階にある家具の解体と組み立ても込みの価格だったので安かったです。自分でこの作業を全部やろうと思うと気が遠くなります。
引越し後に10分間サービスがあったのもよかったです。
サカイ引越センター5つの悪い口コミ
サカイ引越センターを利用して悪いと感じた口コミを5つ紹介します。正直今回は作業員の質が悪かったです。
家電を壊しても黙っている
引越し作業中にシュレッダーを壊されました。壊されるのは引っ越しする上で多少起こると思うのですが、問題は黙っているという点です。
このシュレッダーは上の部分が割れていて、コンセントの根本部分が強い力で引っ張られた事によって破損していました。
シュレッダーはダンボールの上を開けた状態で運んでもらったのですが、箱から出す時に上の部分が割れていたのですぐに気が付きました。
作業員の人に伝えると、リーダーの人と外国籍のアルバイト作業員が申し訳なさそうにやってきました。話を聞くとダンボールごと倒れた時に割れたかもしれないそうです。
その話を聞いて「倒した時に損害がなかったか確認もせず、私達にも黙っていたのか」と不満に感じました。
少しでも善意があるなら「このダンボールは落としてしまったので、破損がないか確認お願いします」と一言ほしかったです。
気づいていてわざと言わなかった可能性が高いと感じたのは、シュレッダーの壊された破片が元の家にあったのを見つけた時です。コンセントの根本部分の破損は前の家で起きていました。
つまりサカイ引越センターの作業員は元の家と積み込む時の2回シュレッダーを破損させたのに、2回とも気づかずにいたということは考えにくいと思います。
作業員にもよるかもしれませんが『家電を落としたり破損しても自己申告はしない』という風潮のようです。
最終的に新しい同額のシュレッダーのお金をサカイ引越センターが全額負担してくれるということで解決しましたが、印象は最悪でした。
床や壁に傷をつけても黙っている
引越しが終わってから気づいたのですが、机とベッドの組み立てをしていた床と壁に傷がありました。家は新築で引渡し時にこんな傷はありませんでしたし、その部屋で物をぶつけたり落とした記憶はありません。
床にはプラスドライバーをかなり上からまっすぐに落とした傷で、壁にはドア枠の部分に硬い物をぶつけた跡がありました。
少しぶつけた程度ではここまで凹むことはないので、作業員の人が普通は気づくレベルの傷です。
引越しの通路は養生をしっかりとしてありましたが、机やベッドの組立や解体をする場所ではあまり養生をしていなかったのでしょう。
家具の解体や組み立てがある場合、その場所を傷つけられていないか念入りに確認することをおすすめします。
食器が3枚割れていた
食器は全て小さめのダンボールに入れて底にはタオルを敷き、食器は新聞紙で梱包をしっかりとしていたのですが3枚割れていました。
全部100均で購入した食器だったのでよかったですが、高価な食器や今は売っていないお気に入りの食器もいくつかあったので開封する時はすごく心臓に悪かったです。
作業員の人は2人はベテランの社員っぽい人で、3人は少しなれた程度、残りの3人は初心者の日本人1人と外国籍2人というチームでした。
初心者の人はダンボールの運び方がかなり荒っぽく、割れ物注意の指示なんて全く見ていないと感じました。
ダンボールの運ぶ場所を読まない
ダンボールには運ぶ場所の指示を書く欄があるのですが、一部の作業員の人は読まずに適当に運んでいると感じました。外国籍の人は日本語をちゃんと読める人を採用してほしいです。
ダンボールも上と横で書いてある内容が微妙に違うので作業員の人も全部見て運ぶのは大変だと思います。
場所を間違って運ばれていたのは10箱以上はあったので、あの指示する項目を丁寧に1箱ずつ書いた作業は無意味だったのかとガッカリしました。
ダンボールでないものは運ぶ場所を書けないので「どの部屋に運ぶか」聞いてほしかったのですが、めちゃくちゃ適当に運ばれました。
違う場所に運ばれると後の開封作業が大変なので、せめて指示が書いてあるものに関してはちゃんと確認して運んでほしかったです。
家具を適当に組み立てられた
解体と組み立てをしてもらったベッドは下に物を収納できる跳ね上げ式の構造でした。
ベッドが組み立て終わってから「跳ね上げ部分の止め金具を元の家に忘れてきてしまった」とリーダーの作業員の人に言われました。その時はベッドの部品だとは思わずに置いてきたそうです。
「今から取りに行く」と言ってもらいましたが、時間もかかるので自分で取りに行くと伝えました。落としたであろう場所を探してみると止め金具が落ちていました。
帰ってから取り付けて事なきを得ましたが、もしこれも自己申告をしてくれなかったら跳ね上げの部分がズレて壊れるところでした。
あと、ベビーベッドの高さを一番下の低い位置にしてあったのですが、何故か中間の位置に組み立てられていました。
マットレスの下に敷布団が敷いてあったりして、少し考えたらその順番はありえないだろうと呆れました。
サカイ引越センターを利用する対策と注意点
サカイ引越センターをまた利用したいかどうかと聞かれると、安かったし良い点もあったのでまた利用したいです。しかし、作業員の質が悪い時があるので対策が必要だと感じました。
サカイ引越センターで安く引越をしたい人には以下の4つのポイントを注意して対策することをおすすめします。
- 作業員にミスをした場合は自己申告するように頼む
- 解体・組立をする家具がある場合は養生をしているか確認する
- 組立をしていた壁や床は傷を念入りに確認する
- 保証サービスをつける
作業員に「ダンボールを落としたり、物を壊したりした場合は隠さずに自己申告してもらえますよね?」と最初に釘を刺すことによって、作業員の人は「隠しづらい。面倒そうな客だから丁寧にやろう」と少しは感じてくれるかもしれません。
解体や組立が必要な家具がある場合は養生をして作業しているかどうかを確認しておくと、傷をつけられる心配が減ります。
組立が終わったら壁や床に傷がないか念入りに確認をしましょう。しかし引越し中はバタバタしていて、作業員の人も早く次の現場に向かいたい雰囲気を出しているため隅々までチェックするのは難しいです。
保証をつけることによって『引越し後1ヶ月間は保証がある』という期間の延長があるサービスもあるので見逃しがあった時でも安心です。後から見つけて私のようにモヤモヤすることのないように保証サービスをつけて1ヶ月以内に傷をチェックしましょう。
私は保証をつけていたのに見つけたのが2ヶ月後で意味がありませんでした。荷物の片付けは早めにしないといけませんね(ノД`)
まとめ
色々悪い点も書きましたが、サカイ引越センターは料金が安くて作業が早い点はよかったです。作業員の人も礼儀正しかったですし、家具の移動なども嫌な顔もせず対応してもらいました。
引越しの料金が高ければ絶対にミスや破損がないとは限りません。現場に不慣れなアルバイトが来る確率はどこの引越し業者でもあると思います。
今回は作業員の当たりが悪かっただけかもしれませんが、今後引越しで同じようなモヤモヤとした気持ちを抱える人が減るといいなと思ったので書かせていただきました。
他の引越し業者を利用する場合も同じ事が起こるかもしれないので、対策と注意点は是非参考にしてみてください。
寄稿のお知らせ
『わたしの節約』さんに寄稿しました!
自分で引越した場合の失敗談を漫画と文章でいくつかのパターンを描かせていただきました。
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